ハイビットの光ギガの速度が遅すぎる!原因と対策を徹底解説
株式会社Hi-Bit(ハイビット)が提供する光コラボレーションサービス「光ギガ」は、速そうな名前と裏腹にネットには悪評がゴロゴロ…。
ハイビットの光ギガの実態と速度低下の原因、速度を向上させるための対策を徹底的に解説したいと思います!
光コラボレーションってどんなサービス?
ハイビットの光ギガは所謂「光コラボレーション」という形態で提供されるサービスです。まずはこの光コラボレーションについて解説していきます。
光コラボレーションとはインターネット回線として多くのシェアを占めるNTT東日本・NTT西日本の光回線を、様々なサービス提供事業者が再販できるように始まった仕組みを指す名称です。
これによりそれまでNTT東西が提供していた光回線とそれに付随するサービスを他のサービス提供事業者に卸提供できるようになり、プロバイダーなどのサービスと組み合わせて独自のサービス名と価格で販売できるようになりました。
固定回線でインターネットをする場合、NTT東西の光回線とプロバイダーのそれぞれと契約を結ぶのが一般的でしたが、光コラボレーションの開始によって光コラボレーション事業者一社と契約するだけで光回線とプロバイダーをセットで利用することが可能となりました。
光回線と最も相性の良いプロバイダーのサービス、それまでプロバイダーのみを提供していた事業者がこぞって光コラボレーションに参入しました。ハイビットの光ギガもその一つです。
2回に渡る行政指導と販売停止措置
ハイビットが光ギガの提供を開始したのが2015年2月、その直後となる2015年2月27日と同年12月4日の計2回にも渡ってハイビットは総務省から行政指導を受けています。
この事態を重く受け止めたNTT東西はハイビットに対する光回線の申込受付を停止し、実質的な販売停止措置を実施しました。
行政指導の主な内容はハイビットの悪質な販売勧誘方法に対するものでした。光コラボレーションはかなりややこしいサービスのため、契約方法を誤ると取り返しのつかない事態になることも多々あります。
そのような詳細やデメリットの説明責任は間違いなくハイビットにあるはずですが、下記のようにそれらを説明しない、または虚偽の説明をするなど、かなり悪質な勧誘を行っていたようです。
- 光回線を含む契約がハイビットの光ギガに変更されることを説明していない、または虚偽の説明をしている
- あたかもNTT東西からの連絡であるように誤認させる説明をしている
- 料金が安くなることを強調しながらも、明らかに不要なオプションサービスを契約させ、結果高額な契約をさせている
- 切り替え費用などの不明確な経費が発生し、経費の詳細について説明していない
- 3年間の契約拘束期間および自動更新の詳細を十分に説明していない
販売停止となって当たり前とも思えるような悪質さに言葉も出ませんね。きっと多くの人が涙を呑んだことでしょう。
その後改善が図られ、NTT東西は行政指導の内容を尊守したものと判断し、2016年4月1日から申し込み受付が再開されました。これにより勧誘方法や料金体系は改善されたようですが、実はもっと大きな問題がハイビットの光ギガには潜んでいるのです。
インターネットの速度が遅すぎて使い物にならない報告多数
ハイビットの光ギガについて検索してみると、インターネットの速度が遅すぎて使いものにならないという口コミが山ほど見つかります。目立ったものをいくつか紹介したいと思います。
まとまった時間出来たから、やらなきゃいけない事しながらパソコンも…下り遅い…測ったら70KBて。ハイビットに電話しても結局ベストエフォートですからしょうがない、嫌なら他に変えて下さいとの事。一応理由が速度遅いなら違約金かからないと言ってたけどすんなり行くのかな光ギガよぉ。 pic.twitter.com/Q07NtsHBPO
— やまだぬき (@yamadanuki07) 2017年9月24日
光ギガとかいう回線めちゃんこ遅いから気つけて
— もんてかるろ (@montecarlo_dsnv) 2017年7月21日
Hi-bit 光ギガでスピードテスト
この時間で344kbps
遅いなんてレベルじゃないですね— おやかた@ハムスター (@FuziPsan) 2016年11月8日
悪評高いhibitの光ギガに鞍替えしてから(例に漏れず知らずに契約したパターン)ほんまに速度落ちたんやけど、ここ数日遅い云々以前に繋がりもせん
ほんま腹立つし早く変えたいけど違約金払うんも癪やし待つしかない— hyshtn (@mutabilis__) 2016年5月24日
これはあくまでTwitterで見つけた口コミの極々一部です。実際にはもっと多くの人たちがハイビットの光ギガによって不利益を被っていることでしょう。
ハイビットの光ギガはなぜこんなにも遅いのか?その原因は光ギガが回線とセットで提供しているプロバイダー部分にあると言えるでしょう。
前述の通り光コラボレーションを提供している事業者は、元々プロバイダー事業を手掛けていたところがほとんどです。ハイビットも例外ではなく、光ギガ同様これまた悪評の絶えない「Toppa!(トッパ)」というプロバイダーを運営しています。
つまり光ギガとは「NTTの光回線」+「Toppa!と同品質のプロバイダーサービス」をセットにした光コラボレーションサービスであることが見えてきます。
光ギガというサービス名称を名乗ってはいますが、インターネットの速度や品質はToppa!と変わりなしと思って間違いないでしょう。Toppa!については別記事でまとめていますのでそちらもご覧ください。
参考:Toppa!が遅い原因とは?Toppa!の規制や制限と回避するための方法
インターネットの速度向上、品質改善をするための最も効果的な方法として、当サイトではプロバイダーの乗り換えを推奨しています。しかし光ギガ(光コラボレーション)の性質上、ここでも新たな問題が出てきます。
光ギガの解約を阻害する要因とは?
悪質な勧誘、デメリットの多い契約、低速低品質なサービスなどなど、光ギガを使い続けるのはよっぽどの理由が無い限りお勧めできません。すぐさま解約したいと思った方、または既に解約を試みている方もいらっしゃると思います。
しかし光ギガにはスムーズな解約を阻害するいくつかの要因があり、解約したくても出来ないジレンマに陥る可能性があります。
解約時の違約金の存在
Q:光ギガを解約した場合の違約金を教えてください。
A:光回線とプロバイダーセットのプランをご契約で3年以内に解約をされた場合、戸建て、マンションタイプの全プラン9,975円(不課税)の契約解除料をお支払いいただきます。また、フレッツから光ギガへの切替費用の残割賦がある場合、新規の工事費やWEBROOT等の残割賦がある場合は解約時に合わせて請求いたします。
光ギガのFAQにある通り、3年以内の解約では契約問わず9,975円(不課税)の契約解除料が発生します。また回線部分に絡む切り替え費用や新設工事費を分割払いにし、その残額がある場合は一括で請求されます。不用意なタイミングで解約をしてしまうと、これらの費用を負担しなければいけません。
再転用不可の縛り
光コラボレーションでは「転用」というこれまたややこしい制度があります。
これは光回線契約の切替を円滑に実施するため、新たな工事等を実施することなく、契約先のみを変更出来る制度を指す名称です。
例:NTT東西⇒(転用)⇒光コラボレーション事業者
一見なんでもないように思えますが、実はこの転用には1回線あたり1回までの回数制限が存在しています。
そのため光ギガの勧誘によって既にNTT東西から転用をしてしまっている場合、別な契約先に転用することは実質不可能となります。
光回線のみを利用しているのであれば一旦解約後、再契約の必要がありますがその際の費用を新たに負担しなければなりません。
更に厄介なのが自宅の固定電話をひかり電話で契約している場合、電話番号は光回線に紐づき契約されているので、光ギガの解約=光回線の解約=電話番号の消滅に繋がります。このように光ギガを解約するためには数多くの問題があり、不利益を被る可能性が非常に高くなります。
そこで光ギガのサービス仕様を活用し、不利益になるかもしれない解約を避けつつプロバイダーを乗り換える方法をご紹介したいと思います。
光回線のみの契約でお得にプロバイダー乗り換えを実現しよう
光ギガの公式サイトで料金プランを見てみると以下のようなプラン構成であることが分かります。
着目すべきはこの「光回線のみ」というプラン、速度低下の原因となっているであろうプロバイダー部分を排し、NTT東西の光回線のみが提供されるプランになります。
事実、光回線+プロバイダーのプランでも別なプロバイダーを使うことは可能ですが、ファミリータイプであれば700円、マンションタイプであれば800円の無駄なお金を払うことになります。
こちらにプランを変更することでToppa!品質のプロバイダー部分に無駄なお金を払うことなく、かつ光ギガの解約による不利益を被ることもなくお得にプロバイダー乗り換えを実現することが出来ます。
契約プランの変更は公式サイトのこちらのページから申請できるようです。アカウントIDが必要なようですから事前に用意しておくと申請もスムーズです。
光ギガから乗り換えるべきオススメプロバイダー3選!
最後に当サイトでお勧めする間違いのないプロバイダーを3つご紹介します。光ギガからどのプロバイダーに乗り換えたらいいか分からないと言った方、ぜひ参考にしてみてください。
制限なしプロバイダの代名詞として有名な「かもめインターネット」
光ギガ(Hi-bit)の速度が如何せん悪いので、回線は残しつつプロバイダを新規契約してみました。プロバイダ料は高いけど、速度規制がないかもめインターネットにしてみたら、なんだこの差は・・・
(1枚目:光ギガ 2枚目:かもめインターネット)結論:光ギガは遅すぎるレベルではない pic.twitter.com/ijZnum4OHh
— ひごディウス (@higodius) 2017年8月2日
僕は、かもめインターネット!(toppa【1Mbps】→かもめ【100Mbps】
住んでる環境によっても左右されるし実際難しいところですよね— コブレッティ (@cobretty_) 2016年9月8日
自動接続謎回線→1.566Mbps
糞プロバイダ[トッパ]→1.853Mbps
かもめインターネット→29.768Mbps糞ワロタwwwww
— リナス (@rinasu2) 2017年8月29日
Twitterなどでは、光ギガ(Toppa!)からかもめインターネットへ乗り換えて速度や品質が改善したという口コミが確認できます。
まだまだマイナーなプロバイダーなため名前を聞いたことが無い人が多いと思いますが、その代わり穴場なプロバイダーであるとも言えるでしょう。
かもめインターネット
公式サイトへ
かもめインターネットの
サービスと評判
夜間など混み合う時間も速度低下なし!とくとくBBの「フレッツ光v6プラス」
とくとくBBのフレッツv6プラスは従来の通信方式とは全く違ったIPv6のネットワークを活用することで、夕方から夜間や土日など混雑しやすい時間帯の速度低下が生じにくい画期的なサービスとなります。夜間や土日の速度低下にお悩みの方には正にピッタリのサービスと言えるでしょう。
v6プラス接続できるようになったわ。速い。
— もにろん (@krkrpirukuru) 2017年4月25日
ゴールデンタイムでも速度落ちなくなった
v6プラスにして正解やった— 死神ゲルド (@ShinigamiGerudo) 2017年10月9日
v6プラス、夜になったので速度再計測。昼よりかは速度落ちたけども今まで夜は1~3Mbpsしか出てなかったので劇的に改善されたのでよしとしよう pic.twitter.com/3uyDau8Uyr
— あうあう (@auaua__) 2017年10月7日
v6プラスに乗り換えて「通信速度が劇的に改善した!速い!」と言った口コミが目立ちます。更に公式サイトでは全国で測定した平均通信速度を公開しているので、自分の住んでいるエリアの平均速度が一つの目安になるでしょう。
こういった情報を公開しているのも、高品質なサービスだという自信の表れと言えるのだと思います。
フレッツ光v6プラス
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フレッツ光v6プラスの
サービスと評判
かもめインターネット系列、値段も手頃な「府中インターネット」
かもめインターネットと比べると固定IPアドレスなどのオプションがなかったり支払い方法が限定されていますが、料金が安めに設定されているのが特徴です。
toppaから府中に変えたからこれで快適ネットライフ
— えるなか (@Erunaka_0227) 2014年6月25日
少し古い口コミではありますが、Toppa!から乗り換えを試みた口コミが見つかりました。プロバイダーに対して多くを求めず、単純に快適さ、安さ、シンプルさを求める方にはピッタリなプロバイダーと言えるでしょう。
府中インターネット
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府中インターネットの
サービスと評判
まとめ、光ギガは光回線のみプランにしてプロバイダー乗り換えがベスト
いかがでしたでしょうか。光ギガを使い続けてもスピードが遅くて低品質のインターネット環境から逃れることは出来ません。
賢くお得にプロバイダー乗り換えをして快適なインターネット環境を手に入れてみてはいかがでしょうか。